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ある本当の話

ちょっと昔話みたいな物語が書きたくなったんで、書いてみます。




題名「トルウとライヤ」


ちょっと昔、トルウとライヤという2人の少年がいました。
ある日、ライヤは八百屋を指差してこう言いました。
「なぁ、トルウ一緒にあの店を襲おうぜ。」
突然の提案にトルウはびっくりしましたが、面白そうなのでやることにしました。

そして、作戦実行の日、トルウは買い物客を演じて到着しました。
「いらっしゃい!今日もいいものが入ってるよ。」
と、元気な店主でした。トルウは時々愛想笑いを入れて店主と話し込みました。
その隙にライヤがお金の入っている袋へ忍び寄り、まんまとお金を取ることができました。

作戦終了後の夜、2人一緒に盗んだお金を山分けにしました。
その時ライヤがトルウにこう言いました。
「俺達、このままいけば大金持ちじゃん!もっと稼ごうぜ!」
トルウは返事に困りました。
そのとき、あの八百屋の店主のことを考えていました。
「なぁ・・・このへんにしておこ」
とトルウが言い終える前に、ライヤが
「今日は、寝る!明日はあの雑貨屋な。」
と言い終えてすぐに深い眠りにつきました。

次の日、2人は雑貨屋の前にいました。
昨日と同じ手段で、トルウは店主と喋りだします。
そしてライヤがお金を頂こうとしたその瞬間、手をつかまれました。
「何してるんだい?アンタ、このお金はわたしたちのもんだよ。」
もう一人いることは計算外で、2人ともつかまってしまいました。

店の中へつれて来られた2人は、イスに座らされました。
5分程度たった後、事情聴取のようなものを受けました。
「アンタは、こんなこと初めてかい?」
それを聞いて、ライヤはこう答えました。
「はい、初めてです。ほんの出来心で・・・。」
トルウは黙っていました。
「じゃあ今日のところは見逃してあげるから、もう二度とするんじゃないよ。」
そう言って、店員は許しをくれました。
そして、ライヤがイスから立ち上がった瞬間、
「チャリーン」という音がしました。
昨日盗んだ金貨が落ちたのです。それも5枚程。
子供がこんな大金を持っているはずがありません。
そこでライヤは、それを隠すためにまた嘘をつきました。
「あぁ、おつかいのお金が。ちゃんとポケットに入れておかないと。」
もう、トルウは耐えられず本当のことを言いました。

「おばさん、ごめんなさい。昨日このお金も盗んだんだ。実は2回目なんだ。」

すると、ライヤが
「何言ってるんだ、これは俺のおつかい・・・」
言葉が止まったとき、目の前には裏口から入ってきた昨日の店の店主がいました。
「もう、嘘をつくのはやめなさい。あなたの大きな過ちに気づきなさい。」
そう諭され、静まり沈黙となりました。

トルウはライヤは、それぞれ違う罰を受けました。



                         ―同じ罪なのに。
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プロフィール

ココさん

Author:ココさん
女の子と付き合ったことがないのがコンプレックスだなぁとか最近考え始めてるけど、やっぱ男の青春は汗をひたすら流してるだけでいいのかな・・・とかいう負け惜しみを言いたくなるような生活をしてます。

2007年4月からもう受験生。
「ボジティブに生きよう」と決めた普通の男の子。




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